「霊のようなものが見えてしまう」青年・小牧。<br />怪異を恐れながらも天然な性格の小牧と、彼と共に居ようとする‘友人’・水野だったが…。<br />上れるはずのない二階の窓ガラスを引っ掻く‘女’、テレビに現れる‘手形’、バッグの中からのぞく‘手’、祖母の家にある謎の‘部屋’――。<br />日常の中、じんわりと突然に、「異界」は垣間見えてくる――。<br />ひやりと背筋が凍る‘怪談BL’。<br />