「あの時の涙も心もすべてを俺は忘れない」――奴隷の少年アイムは魔女の血を強く引いていた。<br />魔女の血には魔物を引き寄せる力があり、そのため主人と主人の下に居る術師に魔物を呼ぶ儀式に利用されるようになった。<br />夜な夜な身体を傷つけられ、血を取られる悲惨な日々。<br />奴隷という自身の運命を受け入れ、ただ生きていたアイムの前に、ある日魔物を倒せる力を持つ人々が現れる。<br />彼らはいったい何者なのか……? 今、アイムの運命が大きく廻り始める――。<br />