大国の王子・リュークの傍らには、影のように添う彼だけの騎士・アレクの姿がいつもあった。<br />幼き日から強く結ばれた二人は、いつしか許されぬ恋心を通わせる。<br />しかしある時、父王の急死により、少年王リュークの戴冠が決まったのだ。<br />その瞬間、忠義と愛で結ばれた二人の絆を引き裂こうと、強大な力が立ちはだかり――。<br />