摂政となったシェプストは積極的に遠征し外政へと力を入れる。<br />しかし「女」の為政者という存在は一笑に付されるばかりで、彼女は今まで以上に苦しみを味わう。<br />そのころ宮廷では、現ファラオのトトメス3世にふたつの影が忍び寄っていた。<br />シェプストの側近ハプスネブと、野心家の乳母イプ。<br />幼い王に近づく、ふたりの狙いとは……?3500年前に実在した、史上初の女王・ハトシェプスト。<br />第5巻、ついに男装が彼女の正装となる!