雪の棘?消されたワタシの秘密?(単話)
「私には隼人さんという婚約者がいるのに…、この気持ちは何?」一年前の雪の日に起こった交通事故で両親を失い、自らもケガを負ったまり亜。
以来、雪に対する嫌悪感を持ち続けていたが、主治医でもあり兄と慕う隼人とその両親に見守られ、徐々に心と身体の傷はいやされていった。
その隼人との婚約が決まり幸せの絶頂の婚約パーティ当日、雪の上に絵を描く洸と出会う。
嫌いなはずの雪に描かれた絵に魅せられ、同時に洸自身にも惹きつけられていく。
一直線にアプローチする年下の洸の出現で、婚約者でクールな隼人の態度は徐々に変化をしていくのだった。
ふたりの狭間で悩むまり亜にはある秘密が隠されていた…。
雪が降りしきる中、まり亜をとりまく運命の振り子は静かに揺れ始める――。
【リア×ロマ】
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