こんなに想って、こんなに下半身を熱くしているのに「シて」のひとことが言えない――。<br />泣く子も黙る鬼課長・庵には、唯一心をゆるせるカレシ・哉がいる。<br />しかし10年も付き合っているのにいまだに照れがあり素直になれない。<br />ある晩、ご無沙汰の庵は興奮と羞恥に思わず哉の誘いを払いのけてしまう。<br />謝ることもおねだりもできないまま熱ばかり昂ぶってゆき…。<br />【フィカス】