イジワル紳士の恋愛指南(単話)
そのしなやかな指先が俺のカラダを這うなんて、想像したことなかった――。
大学生の和也には憧れの人がいる。
それは、通学路に佇む小さな工房の革細工職人だ。
技術はもちろん、なめらかに優美に動く彼の指先はまるで魔法のようで、和也は一目見て惚れ込んでしまった。
自分も彼のような革細工職人になりたいと思いつつ、毎日ショーウインドウで作業姿を眺めては、ウットリする日々を送っている。
そんなある日、ひょんな事情から公園で野宿をすることになった和也は、怪しい男に声をかけられる。
困り果てていたところを、なんと憧れの彼に助けてもらい…?【フィカス】
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