『無表情』が悩みの真由は、感情が表に出ないからいつも誤解される。
そんな真由の感情を唯一、読み取れる幼馴染の慎也。
真由は慎也のことが好きだった。
そして彼はモテる。
「オレ、彼女いらないんですよね…」いつもお決まりのセリフで告白を断る彼に、安心しつつ、幼馴染という『特別な』ポジションでずっと側にいれたらそれでよかった。
なのに―…ある日突然、「表情豊かな子が好きだ」と大学の友達に言っているのを聞いてしまった真由。
彼の側にいるために、離れないために、本当の「特別」になる為に、無表情を克服すべく頑張る真由だったのだが―…！？ 【桃色日記】