主人公・北山勇介には夢があった。<br />それは月にいくこと。<br />家出をしてきたお嬢様の北条美樹は、ひょんなことから出会ったそんな北山勇介に興味を抱き、勇介が暮らすユートピア・シティ‘夢の国’へとついて行く。<br />そこには様々な人がいて、そして様々な生き方があった。<br />そして、‘夢の国’に朝がやってきた。<br />出発の日の朝が――