ロマンを追い求めつつも冴えない日常を送る「猟奇王」を、夢と現実との二面から描き出した短編集。<br />猟奇的に生きてみたい、しかし現実問題そうもいってられないという板ばさみに四苦八苦する作者の信念が詰まった一冊。<br />『ガロ』で発表された作品を所収し、表紙デザインは湯村輝彦が担当。<br />