犬姫御殿
恐怖、嫉妬、怨念…など、人間の負の感情を取り上げたまつざきあけみの代表作「華麗なる恐怖」シリーズ第4巻。
江戸時代から代々「犬神様」が憑いた姫が城主を務める通称「犬神御殿」。
ここの跡取り娘・綾は、犬姫様を名乗り、まわりの村人に預言をし、民の平和を守っていた。
だが、ふいに持ち上がった町村合併話とその町長選挙を前に、状況が一変。
犬神御殿である城を壊そうとする一派と守ろうとする一派が現れ、町長選挙選が開始される。
そんな折、不審な死者、行方不明者が続出した。
果たして、その真意とは…。
そして、綾は本当に犬神様に憑かれているのだろうか?表題作「犬姫御殿」他、全5話を収録。
<目次>・満月奇譚・風花幻戯(かざはなげんぎ)・犬姫御殿・名残の雪・真夜中の童話初出:月刊ハロウィン(朝日ソノラマ)1987年11月号〜1988年5月号
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