夜光華
恐怖、嫉妬、怨念…など、人間の負の感情を取り上げたまつざきあけみの代表作「華麗なる恐怖」シリーズ第3巻。
作家仲間の結婚式のために、ひなびた寒村を目指して歩いていた宮川誠一は、迷った森の中で出会った男に勧められるまま、その男の屋敷でお世話になることにした。
その屋敷には、絶世の美少女・菊音がいた。
望まれるままに逗留するうちに、お互い惹かれ合っていく誠一と菊音。
だが、何かがおかしい。
そう、この屋敷は昼夜逆転しているのだ。
そして、数々のカラクリが仕掛けられていた。
そこには、なんと悲しい理由があった。
果たして、その理由とは…。
そして、誠一は、無事帰還できるのか?表題作「夜光華」他、全7話を収録。
<目次>・百蝶譜(ひゃくちょうふ)・鬼面村(おものむら)怪聞記・座敷童子・篁家(たかむらけ)の棺(ひつぎ)・焔(ほむら)・夜光華(やこうか)・肖像画はかく語りき初出:月刊ハロウィン(朝日ソノラマ)1986年1月号〜8月号
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