意地悪 -Devil Spite-
耽美系少女漫画家・まつざきあけみが、人間の心に宿る「魔性の感情」を描く「魔(Devil)」シリーズ第4弾。
転校生・水沢早紀は、スポーツも勉強も、絵画も上手で、しかも美人。
早紀の転校で、今までの一番の座を取られてしまったみどりは、ことあるごとに早紀に意地悪をするようになる。
時は進み、中学生になった早紀。
幸いなことにみどりは、中学進学を機に遠い町に引っ越してしまい会うことはなくなった。
早紀は母親の母校でもある超エリート校・城南女子附属高校進学を目指していた。
だが、早紀の頭脳をもってしてもギリギリの状態で、早紀は4つも塾を掛け持ちしている。
だが、また、早紀のまわりで変なことが起き始める。
ガラスの破片入りの手紙が届いたり、猫の死骸が早紀の家のベランダに投げ込まれたりしたのだ。
果たして、犯人はみどりなのか? それとも…。
揺れる少女の女心を描く名作が開幕する。
表題作「意地悪<Devil Spite>」を含む全4作品を収録。
<目次>・魔の蘇生<デビル・リザレクション>・意地悪<Devil Spite>・愛されるって怖い<魔の愛>・Devil Writer<魔の作家>初出:LCミステリー(学習研究社)1992年6月号〜1992年12月号
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