夜中に気味の悪い手毬歌が聞こえる。<br />幻聴だろうか…?二人暮らしの姉が財閥の大川原家の息子と結婚する事になったのだが、妹の奈保は手毬歌が気がかりで姉の結婚に胸騒ぎを禁じえない。<br />不安を拭い去れないまま、姉と一緒に大川原家入りする日がやって来たのだが、そこで姉妹を待ち受けていたのは奇怪な家で…。<br />『死霊の手毬唄』。<br />古賀新一のレトロチック怪奇短編夜話。<br />