怪奇雑誌編集者・遠野真子シリーズ。<br />テーブルの木目が、壁の模様が、寝床に付けば暗闇の辺り一面が、あらゆるものが「目」に見える恐怖。<br />「目」が私を監視している! 万引きの疑いをかけられ、近所の人に目撃され、お嬢様育ちの悠子はノイローゼになってしまった。<br />近所の目を気にしてか、悠子は家に閉じこもりっぱなし。<br />そんな友人の悠子を元気付けるために、真子は彼女を訪れた。<br />しかし真子は、悠子の明るい笑顔の裏に隠された何かを感じ取る…。<br />