庶務課の牧原礼子が火事で死んだ。<br />一ヵ月後、社内旅行中の潤子は不機嫌だった。<br />恋人の弘明が経理の鈴子とベッタリだからだ。<br />それで潤子はカバンの中に入れられていた差出人不明のラブレターの相手に会いに行くことにしたのだ。<br />しかし潤子は、待ち合わせ場所で落石に巻き込まれて死んでしまう。<br />だが、幽霊となった潤子の元に一匹の黒猫の霊が現る。<br />黒猫は「身体を半分使わせてくれたら生き返らせてやる」と言うのだが…?謎が謎を呼ぶオカルト・サスペンス短編。<br />