高校二年の粧子。<br />ほんのちょっとズレてて、恥かしい台詞も素で言っちゃう子。<br />でも後輩にはそれなりに人気。<br />英文タイプクラブに所属してます。<br />面識は無いけど野球部の先輩にずっと恋してて、大事な腕時計を無くしたあの日から、粧子の妙な「こだわり」で、恋を進展させる事が出来なくなった。<br />だからいつも黙って見守っています。<br />切ないけれど、それだけで幸せ。<br />先輩が卒業したら多分終わり。<br />そんな女の子の、切なくて恋しい青春の時間。<br />そんな、恋の短編集。<br />