製薬会社の令嬢・緋沙子は翻訳家の貢と結婚した。<br />二人の家には11匹の猫がいる。<br />全部貢がどこからか拾ってきた猫だ。<br />しかし夫は仕事を理由にたまにしか家に帰らず、職場では浮気をしている気配もある。<br />一人家に取り残されて、緋沙子は猫達を疎ましく感じるようになっていた。<br />そんな猫達の中に、ニャアニャア鳴けず、人にもなつかず、猫達の輪にも入れず、いつも一匹きりで爪を立てているハスキーという猫がいて…。<br />和田育子の短編コミック集。<br />