みさきは赤ん坊の頃に山に捨てられた財閥の娘。<br />不憫に思った使用人が山で彼女を発見した時、みさきは狼に育てられていた。<br />みさきは使用人に引き取られ、漁師の町で忌み嫌われながらも強く逞しく育って行く。<br />そして同じ親に育てられた狼のトキは、一人ぼっちのみさきにとっては兄弟であり、友のような、唯一の存在となって行った。<br />しかし、みさきが10歳の時、トキは村人たちの手によって壮絶な最期を迎え…みさきの運命は激しく動き出す!