得意な物理ではなく化学を教えながら、生徒の扱いに日々悩める新米高校教師 平田遼とうつ病で失業中の母を持つ母子家庭の女子高生 津久井唯彩は平田の母の入院をきっかけに「食」を通じて少しずつ心を通わせていく…。<br />日常の「食」のちょっとした事に心が和む、そんな幸せを感じさせれくれる美味しい短篇集。<br />