竜宮学園の中等部に転入してきた鯛野ひらめは、洋館作りの‘乙姫寮’での寮生活に心躍らせていた。<br />部屋は素敵だし、寮長の貝谷さんは美人だし、男子寮の寮長・龍太郎も出会いこそ最悪だったけれどなかなかの美形だ。<br />だけどもこの乙姫寮には、‘乙姫寮 七呪い’なる怪しげな言い伝えがあった。<br />貝谷さんは「規律を守らせるためのただの戒め」だって言うけれど…大階段の十三段目を踏んだひらめの前に、その夜、龍太郎そっくりの亀太郎が現われて…!?