推理作家である寒川五郎は作品のアイディアに詰まり美術館を訪れていた。<br />そこでAB商会重役の妻、静子に出会う。<br />2人は作家、愛読者の関係から自然と親しい関係になっていたある日、寒川は静子が平田一郎という男から脅されていている事を知る。<br />静子の為にと寒川は平田の正体を探ろうとするのだが、平田は住所を転々とし人相すらも不確かな存在で…