織部千尋。<br />幼い頃からずっと二歳年上の生徒会長の健司くんの事が好き。<br />でも、健司くんにとっての千尋は、8年前の’あの時’から’大切な妹’。<br />どうしたら一人の女の子として見てくれるんだろう――。<br /> ある日の犬の散歩中、クラスメイトの美術部の桐生貴裕が、ひと気の無い河原で川にペンダントを捨てていた。<br />理由は知らない。<br />今まで話した事も無かった二人だったが、この偶然の出会いが元で、千尋は桐生に度々恋愛相談をするようになる。<br />