結婚して1年半。<br />夫とはすれ違いの毎日だが、編集者として働く以上は甘えてなどいられない……抄子は二間瀬という作家の原稿を回収するため、彼の家を訪れる。<br />仕事上の付き合いだと思っていた彼女だったが、この日に境に、認識を改めさせられることになる―――愛と欲望の本質を鋭く切りぬいた、衝撃の短編集。<br />