ディア、鳴海宋先輩。<br />もう卒業してしまうあなた。<br />明日こそわたし、この気持ち伝えます。<br />入学してから1年の間思い続けた日々を、わたしの焼いたストロベリーパイに託して…。<br /> ついに来た運命のバレンタイン・デイ。<br />でも花奈は知らない。<br />鳴海先輩に渡すはずの綺麗にラッピングされたパイが、弟のせいで箱の中でグシャグシャになってるなんて事なんて!? 表題の中編他、短編2本も収録。<br />