花穂子は中学二年生。<br />自分に自信が持てず内気な彼女があこがれを抱いたのは、桜の下で出会ったある少年。<br />日にさらされたつぼみが花を咲かすように、今彼女の世界がゆっくりと広がってゆく。<br />思春期の一瞬を切り取った、甘酸っぱい恋の物語。<br />