喜一郎は麻雀で生活をしている38歳。<br />稼ぎの一部は、昔の女が「喜一郎の子」だと言いはり捨てられてしまった兄妹・陸と海に、生活費として送っている。<br />そんなある日、喜一郎は雀荘で泥酔少女ハナと知り合い、彼女を家にお持ち帰りする。<br />彼女は最後の身内だった祖母を亡くしたばかりで、唯一の遺産である家と雀荘を親戚に狙われていた。<br />しかし後日彼女の家を訪れた喜一郎は、仏壇に飾られたハナの母の遺影を見て動揺し…。<br />