真珠の海を抱きしめる
そこは、都会のビルの谷間の別世界。
まるで深い海の底にいるような――。
とあるアンティーク・ジュエリーショップの、非売品の真珠の指輪にまつわる恋の物語。
出会いはひょんな事だった。
都のバスの運賃を代わりに払ってくれた見知らぬ青年。
「必ず返すので連絡先を教えて欲しい」、そう言うと青年は一枚のショップカードを渡して去ってしまう。
後日カードの住所を尋ねるてみると、そこは都会のビルの谷間だと言うのも忘れてしまいそうなひっそりとした空間で…。
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