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窒息するほど舌を絡めて(単話)

―その男の唾液は、唯一の薬。
噛みつくような荒々しい口づけ、艶めかしく絡まり合う舌に、少女の体は甘く火照り乱されて…--原因不明の奇病「桜憑き」を患う少女、瑠璃。
その薬を作ることができるのは、幼馴染で腕の良い薬師の葵だけだった。
薬草を採るため山に登るも、突然の豪雨に見舞われ山小屋に避難する二人。
しかしその時桜憑きの発作が始まってしまう。
薬のない状態で発作を治める方法はひとつ――特殊体質である葵の唾液を瑠璃に与えることだった。
治療のための口付けのはずが、それはやがて性的で艶やかなものに変わっていき…




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