リラクゼーションサロン「猫の手ハウス」の店主・神山未弥(かみやま・みや)は、月に数日、普通の人には見えない、その人の‘前世人’が見え、その言葉が聞こえる。<br />何のためにこんな力があるのか、疑問に思う未弥だったが、「やるべき仕事」がある、と未弥に寄り添う‘前世人’は言う。<br />はたして未弥の「やるべき仕事」とは? 生きることが少し楽になる福田素子の包容感あふれる物語。<br />