メドゥーサの息子(単話)
19世紀、欧州の小国・エトルリア。
雪に閉ざされた辺境の地にある駐屯地には、僻地に飛ばされるだけの理由を持つばかりの粗野な男たちに混じって、貴族の出である二人の男が軍人として働いていた。
眉目秀麗で駐屯地の要でもあるジュリアス、そして彼が忠誠を誓う、古くからの名家の生まれであるロビン。
この駐屯地の隊士長という立場でありながら、長としてのふるまいはついぞ身につかず、わがままで気が弱いロビンはまるで子供のようであった。
それでも、世話係として長年ロビンに付き従い、良き友人として誰よりも彼のそばにいたジュリアス。
しかし、ロビンがジュリアスを見つめる瞳には、それとは違う熱が揺らめいていた――。
執着男子×誠実薄幸男子! 唯一無二の重厚ダークファンタジーBL、開幕!
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