死神公務員と派遣吸血鬼(単話)
宵闇の暗さに目が順応するまでの少しの間、現世と隠世の境が繋がれ、人非ざる者が闊歩する。
大禍時に、「誰そ彼」と問われたならば気を付けよ。
それは、死すべき運命を告げる死神かもしれないから--。
ある日の午後、友人と連れ立って街を歩いていた紫陽花麒麟は、路地の奥で『黄昏』という名のレトロな佇まいのカフェを見つける。
初めて入ったのになぜか懐かしさを感じる麒麟に、帰り際、店員が告げる。
「名を訪ねられたら気を付けて」死神と吸血鬼、死と運命が交錯するネオファンタジー!
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