【言ったろ?迎えに来たって――…】生きているという実感さえ得られないまま淡々と過ごしていた響の前に突如現れた玲音。<br />再会したことで鮮やかに蘇った恋心は、違う道を歩むと決めた筈の響の心に火をつけた。<br />後ろめたさがない訳ではない…それでも、周囲の優しさも何もかもかなぐり捨て走り出す。<br />空港で待つ、愛おしい人の手を取るために。<br />癖アリ天才ピアニスト×天真爛漫ピアニストが奏でる甘くて苦い恋の旋律、感動の最終回。<br />