「私はお父さんが誇らしいです」プロレスラー兼、団体の社長をこなす父親は、リコの自慢だった。<br />大好きな父の多忙さを理解しているからこそ、ワガママは言えなかった。<br />しかし母が亡くなったあの日、父に対して迷いが生まれ…――様々な想いが駆け巡り、本心から応援できず葛藤に苦しむリコ。<br />父の引退試合にも行かないつもりだった。<br />それを見かねた引退試合の対戦相手・シマが、リコと一緒でないと会場入りしないと言いだして…!?