「何があっても、ずっと傍にいるよ」私の名前は小野塚怜。<br />彼女の名前は蓮城陽菜。<br />彼女は目が見えない。<br />彼女が光を失った原因、それは…全て私にあるんだ…――。<br />親友の陽菜と出会ったのは中学三年生の時。<br />ほんの些細な事をきっかけに、私と彼女は一番の仲良しの友達になった。<br />陽菜と話すのは他の誰といる時も楽しかった。<br />そして、ずっとこんな日が続くと思っていた。<br />そう…少しずつ歪みが生じている事にも気づかずに…――。<br />