「セックスなんて、誰とやったって同じだよ」首に散る、知らない男との情事の痕。<br />俺はお前の力になりたい、それだけなのに――…。<br />男と身体を重ねることを止められない千鶴が心配な琉人は、彼の所属する天文学サークルに入ったり、昼ごはんの弁当を作ってやったりと、なにかと面倒を焼いていた。<br />しかし、いつも連絡がくるはずの千鶴が、電話にでない。<br />琉斗が不審に思う一方で、千鶴が向かっていた場所は――…。<br />