七帝柔道記外伝
たった一日の総合格闘家・中井祐樹の原点。
伝説の1995年4月20日、VTJオープン95。
ヒクソン・グレイシーと決勝を闘った当時無名の日本人がいた。
男の名は中井祐樹。
この日の闘いで中井祐樹は失明し、以降、総合格闘技のリングに一度も上がっていない。
前作『七帝柔道記』の主人公たち、北大柔道部でただただ苦しい青春を送った彼らは、社会人になっていた。
彼らはその日、VTJの会場にいた。
北大柔道部の後輩である中井祐樹の闘いを見るために。
中井祐樹の闘いを目の当たりにして、自らの「青春」の意味を知ることになる。
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