全ての少年少女よ、我が儘であれ――時は大正――舞台は東京、とある華族家の末娘・璋子(たまこ)が訳あって住まわされている別宅があった。<br />璋子のライフワークは、お世話係の宇於崎(うおざき)に無理難題を吹っかけて困らせること。<br />次男・現衡の来訪で、璋子の穏やかな日常に波乱の予感――そして璋子の母を知る人物も現れ、宇於崎との関係にも変化が…!?