自分勝手な母親・もも子とふたり暮らしで、いつも寂しい思いをしている小学3年生の女の子・千鶴。<br />通称・ちいちゃん。<br />寂しさを埋めるように図書館通いの日々が続きます…。<br />ある日、取り壊しが決まった古い図書館で不思議な小人の家族と出会いが。<br />そして彼らの姿を見ることができる唯一の同級生・修ちゃんと一緒に、ちいちゃんは奇妙な世界をのぞくことに…。<br />――新世代ファンタジーの旗手・江平洋巳が描く、不思議系ピュア・ファンタジー全5編。<br />