赤鬼の奴隷として連れ去られてしまった青鬼・伊純が突然、学校に戻ってきた。<br />だが、かつてのように阿羅太と一緒に暮らすことはできない。<br />伊純は、赤鬼の老夫婦のもと奴隷のわりには、恵まれた待遇を受けているだけ。<br />その瞳は、絶望で冷たく死んでいる。<br />変えられない鬼社会の差別から伊純の心を救うため、鬼社会の理不尽な掟を変えるため、阿羅太は、鬼社会を牛耳る組織の幹部を目指そうとする。<br />