無限海漂流記
●登場人物/裸田(ラダー)(先祖の怨みをはらすため、何代にもわたり宇宙を旅している男)。
▼第6話/有尾人の竪琴▼第7話/妖精沼のゼラ▼第8話/遥かなるプレゲヴェール▼第9話/プレゲヴェールの16気筒▼第10話/ドングリーナの王城▼第11話/反転銀河の火の女▼第12話/地球地獄▼最終章/赤血の大河 還る処 ●あらすじ/裸田激は、底ぬけ沼のほとりで、たったひとりで生きている。
ある日、裸田の家にヘルとヘリケという男女が現われ、裸田の家を乗っ取り、彼を戸外へ追い出してしまう。
裸田は、夜になると辺りを徘徊する沼の妖精ゼラが恐ろしいため、夜に外へ出たことがない。
そのゼラが裸田の前に現われ……(第7話)。
▼裸田が乗った宇宙船が打ち落とされた。
そこで裸田はモグとゾライヤという男女に助けられる。
この星は自分の家の敷地内から外に出ないことが定め。
だが裸田はイガルール家だけが持っているコンピュータを使うため、イガルール家に侵入する(第8話)。
●本巻の特徴/裸田が代々受け継いできた剣は一種のコンピュータで、裸田の祖先が地球を脱出した時からの記憶がとじこめられていた。
それによると、西暦2038年、地球を飛び出した全人類は、280万光年の彼方、異常星雲プレゲヴェールへ、15代にもわたる飛行を企てた。
裸田の先祖が乗り込んだのは、船団の最後尾の船。
それは人類が生き残るための、食肉用家畜人間としてだった。
だが、その記憶も実は、擬装されたものだった! 登場する惑星/惑星シラザード(第6話)、底ぬけ沼のある小惑星(第7話)、イガルール一族のいる惑星(名前なし)(第8話)、星雲プレゲヴェール内の惑星(第9話)、影の銀河内・惑星アクム(第10話)影の銀河内・地球(第11話)、惑星ラダー(惑星カウベル)(最終話)
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