鳴くと必ず和了る男がいる。<br />その男の名は竜。<br />鳴くことで運を引き寄せ、勝負に勝つ。<br />そんな竜の強運を手に入れようとする男たちがいた。<br />関東一円に勢力を持つ東日本最大の広域暴力団、桜道会会長・桜田道造、系列の甲斐組組長・甲斐正三、甲斐組二代目組長・石川喬、西の首領・海東武を狙った本宮春樹…… 竜の前を通り過ぎ死んでいった男たち。<br />残された外田は竜に生死を賭けた勝負を仕掛けるが……!?