いいひと。
スポーツメーカー「ライテックス」社員・北野優二は、ケタはずれの「いいひと」。
厳しい現代の日本に、このいいひとはどう生きる!?▼Extra episode/いつか晴れた日に▼第1話/最終章VII・おなじ星▼第2話/最終章VII・空ときみのあいだに▼最終話・きみのうたは ぼくのうた▼あとがき●登場人物/北野優二(国内最大手のスポーツメーカー・ライテックス勤務。
なぜか人事部長の家に下宿している。
通称ゆーじ)、桜妙子(ゆーじの恋人。
北海道で暮らしている)、城山真理子(城山人事部長の娘。
夫とは死別、一人娘がいる。
実は優二のことが好き)、鈴木健太(ライテックス社長の息子。
通称Jr.)、二階堂(ライテックスの人事部主任。
ゆーじとは入社以来の知り合い)●あらすじ/ライテックス創立50周年記念プロジェクトのリーダーに抜擢された優二は、一人のためだけに作る‘スペシャルシューズ制作’を発案。
その一人に、足に故障を抱える中学生の陸上部員・藤井を選ぶ。
そしてシューズのお披露目の舞台となる全国中学駅伝の日がやって来た。
だが、藤井の幼なじみで、自分では歩くことも出来ないはずの美雪の姿が、朝から見えないというのだ。
一方、駅伝会場では、スタート前に藤井が足の故障のことをTVの前で告白、周囲を騒然とさせる。
が、レースがスタートしてみると、それを感じさせない快走を繰り広げる……。
(第1話)●本巻の特徴/ついに完結を迎える本巻では、ゆーじと妙子の恋の結末とその後が書き下ろしで追加されているほか、著者自らのあとがきも掲載。
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