閑静な寺町、東京・谷中のレコード店、奏音楽堂―――そこからはアナログレコードによる、あたたかみ溢れる響きが聞こえてくる。<br />その黒い円盤に魅せられる人が多いのは、レコードの1枚1枚に、作り手や聞き手のドラマが宿っているからでもある。<br />だからこそ、レコードや音楽にまつわる事件も起こり――――!?奏音楽堂店主、‘ショパン’・奏初範が、その謎に立ち向かっていく、本格派音楽ミステリー!!!