天耀に連れられ、藍月が訪れたのは――雅を愛する第二皇子・麗雲(れいうん)の宮!美しく、異能のない身で武勲を立てた藍月に興味津々の麗雲。<br /> (うっとうしい…)「なぁ天耀。<br />従獣同士を競わせてみないか?」麗雲のまさかの提案に、「いいですよ、兄上」なぜか賛成する天耀。<br /> あんなに僕が傷つくことを嫌っていたのに…あの甘ちゃんの皇子様が…もしかして、怒ってます――?優しさと気高さを備えた皇子・天耀には驚きの計画が――!!