鄭和は航海で、失くしたものを取り戻す。<br />朝貢貿易の任を帯び、南洋諸国へ艦隊の針路を取る鄭和。<br />次の寄港地は、温暖で色彩豊かな島国・爪哇(ジャワ)。<br />土着民、漢人、アラビア商人・あらゆる人種が行き交う地にて鄭和が遭遇した‘新たな人種’とは。<br />明国から離れ、本格的に始まった航海を続けていく中で鄭和の「生きる指針」が明らかに――――