壮大なる山岳恋記、‘追憶編’完結。<br />亡き夫が遺した‘登山日記’を辿り、夫の記憶を追う未亡人・千堂(せんどう) 椿(つばき)。<br />そして登山初心者である彼女を導く、山を愛する男・加賀山(かがやま) 峻(しゅん)。<br />「山は一人で登るもの」というポリシーを持っていた加賀山も椿との登山を重ねるうちに、二人での登山の喜びを感じるように。<br />そして加賀山の心に芽生えた、彼女への恋心の行方は……山が繋ぐ、亡き夫と椿…そして加賀山との‘縁’とは――!?