【無料試し読み閲覧期間2019/11/05?2019/11/18】‘紫蓮’――初めて私を美しいと言ってくれた人。<br />彼はその時から私の全てになった。<br />夜ごと彼に施される抗い難い快楽に、私は創り変えられ、囚われてゆく。<br />彼にとって私はただの‘愛玩物’なのだと知らされた今でも、私はそこから逃れられない。<br />今宵もまた深い闇の中で繰り返される、二人だけの睦言。<br />