『テセウスの船』作者が描く小児医療ドラマ小児科医に、悪い人はいない――交流を断絶していた父から突然、新しく設立する小児科で働かないか、と誘われた真心(ルビ:まこ)。<br />決断をできないまま、母の墓参り、という名目で再び父の病院がある北海道へ行くことに。<br />かつて小児科医だった母、現在小児外科医として働く兄。<br />家族のことを考え、さまざまな想いが真心の頭を巡る。<br />そんな道中で真心は、あるピアニストの少女に出会い――!?