二人の絵描き。<br />雌雄を決するは、必然か――大切な者のため、帰黒と残花は命を懸けた。<br />その想いを胸に、’しの’に立ち向かう青一。<br />自らの感情と向き合い揺れる泥努。<br />役割を担う者達が 必死に成し遂げた所業は、少しずつ事態を好転させていく…………かに見えた。<br />急転直下、凧葉と泥努を襲う運命の皮肉。<br />決壊する心。<br />溢れ出る憎悪。<br />この絶望は、最早避けては通れない。<br />破壊劇は、雌雄を決する最終戦へ…!!